黒田くんが差し出す言葉、澄んだ眼差し、真っ白なステージの煌めき。目撃してきたすべてが、いまも両目の奥で眠っている。何年経っても、彼を見るたびに視界がぱちぱち閃いて、その火花が透明な結晶になって私の中に残っていく。
眩しい記憶、やりきれない怒りも、いつかは埋もれて褪せてしまう。けれどこの結晶だけは、一瞬の煌めきを確かに身体に留めておいてくれる気がした。
そうして目に入ったいつもの光さえ反射して、昨日よりも少し世界を明るく見せる。いまの私はそうやって日々を生きている。アイドルにしか与えられない、煌めきの欠片。
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いま黒田くんのどこを好きになったのか聞かれても、もうぜんぜん説明ができないなぁ。こんなブログだって、年を追うほど伝えたい言葉に迷うもので。
私が初めて少年忍者を知ったとき、「この人だ!」みたいな運命的な出会いはなかったし、しばらくはステージ上から黒田くんを見つけ出せずに一曲終わることもザラだった。
それでもなんだか、心の端に引っかかる光を見逃せなかった。何とか手繰り寄せ続けて、いまがある。いつの間にか辿り着いた、宝物になった少年忍者。どうしようもなく大好きなひと。ほんとうに不思議なことだなぁ。
上に書いた感覚に倣うなら、たぶんそれは理由や理屈が滲んで、結晶だけが息をしているからだろう。がむしゃらな毎日だったから、小さなロジックなんてすっ飛ばされる。普通に考えたらちょっと変で、それがおかしくて笑えた。幻みたいな「好き」のかたちだった。
たまに、何も考えず黒田くんを神さま!と呼べれば良かったのかなと思ったりする。あるいは恋だと言い切れたら楽なのかもしれない。だけど、彼の感情表現や志はちょっと人間らしすぎるし、やっぱり恋みたいな限定された範疇には戻れそうにない。こんな人間が現実世界にいるという事実そのものが私を苦しめて、同時に世界を好きになる理由にもなった。
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『ねぇ アイドルになりたい
すっごい愛をあげたい
このいのちの使い方を 君に愛されたい』
とても大切な、大森靖子ちゃんの「IDOL SONG」の歌い出し。つい最近これを聴き直したとき、ぱっと彼の姿が浮かんだ。
いままでの黒田くんのステージを思い返す。アイドルという、いのちの使い方。21歳の彼に反映されていたのは、そういう人生選択への覚悟みたいなものだったな。
深い愛を手渡すこと、受け取ること。彼はそういう使命をきっと何より矜持に思っていて、そんなひたむきな自分をまた、正しく愛していた。
彼自身、グループの「愛担当」と答えたり、愛についての自負は強い。けれど、それは単に愛嬌を振りまくこととは違って、誠実さや生き方で信頼し合うことにこそ、「愛し愛される」の本質があると分かっている。自己犠牲や承認欲求みたいな不安定なものじゃない。広く開かれた対等を目指す愛に生きている。
そもそも、人から愛される役目などというのは重すぎるわけで、黒田くんだってよく分かっているはずだ。だけど、彼にはどこか根拠のある自信があって、この重責ですら明るさによって乗りこなしているみたいだった。
知らない愛を教えて。私はきっと、少年忍者にもそんなふうに求めていた。私の内側にある愛を見つけられたのは、私が愛を諦めないでいられるのは、他でもなく彼らのおかげだ。
いまの黒田くんの夢は「世界中を飛び回る日本のスターになる」ことだ。相変わらず眩しすぎる。この夏に聞いたときはちょっとびっくりしたけれど、彼は言葉にしたイメージを内面化するひとだ。だから単なる野心というだけでなく、祈りに近い響きもする。現に、魔女の宅急便ではマカオ公演を成功させているし、またきっと、いつの間にか叶えてしまうんだろうなぁ。
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22歳のお誕生日、本当におめでとう。
21歳の年のことは、きっと最後まで忘れない。それでもいま、他でもなくあなたのおかげで未来が輝かしいと信じられます。
溢れる白い光の中、ステージを踏み込む22歳の姿に早く出会えますように。
2026.01.20


